CM-VE技術とは
CM(Constraction Management)については本シリーズNO.29に掲載していますが、要約しますと、オーナーの立場に立って、効率的、経済的にプロジェクトを推進し、予算内・工期内に完成させ且つ品質を保証するため、企画、設計、施工などの管理をオーナーに代わって行う業務といえます。
現在、CM技術が求められる理由は以下の通りと思われます。
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1. コスト構成の透明化とコストダウン及び工期の短縮
2. GC(ゼネコン)、SC(サブコン)選定の透明性
3. 請負多重構造の見直しと市場開放
またCMR(Constraction Manager) は主に一般の建築家が不得意とする以 下の業務を提供することになります。
1. 各チーム間の調整
2. 近隣折衝
3. プロジェクトの予算及びスケジュール
4. VE(改善策)の提案
5. 従後管理方式の提案
VE(Value Engineering)は最低のコストで必要性能を達成するために、製品・サービスの研究に注ぐ組織的な努力であると定義できます。
V(価値指数)= F(機能)/C(コスト) から、
価値指数の引き上げにはコスト削減が必須となります。
VE提案は、基本設計→実施設計、 実施設計→契約、着工→竣工 といったCMの各段階で行われます。CMRは設計者、施工会社の各部門に呼びかけるか、専門チームを組んでVEに取りかかります。当然VEに対するインセンチブは必要不可欠です。
さて、CM業務の展開によるコスト構成の透明化や請負多重構造の見直しで、GC(ゼネコン)はある意味で裸にされることになり、新たな対応を迫られています。GCのコストリダクション、人員削減や資材調達の合理化が現在求められています。GCの得意とする、まとめ役としてのノウハウを発揮し新事業領域に挑戦しようとしています。例えば、原材料の加工、集配、卸し業、建材店、加工組立を「統合」し、施工現場に直結する「兵站」(へいたん)的システムを考案すること、または、請負形態を単純化し、中間請負業者を自然消滅させるなど、CL(Constraction Logistics)の研究が進められています。CL(建設ロジスティックス)は建設業での更なる価格破壊をもたらすでしょう。
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