1-4 扇形要因の配置検討
1.認識は近隣領域にしか伝わらない。
2.新認識は部分融合から発生する。詳細解析のリード要因チェックを要す。
3.スパイラル・シンキングは下の認識が上に働きかけるべきで、その並び方が重要である。
4.意識が上昇する方向は、扇形の中に順序よく並ぶことが大切である。
5.各構造の扇形要因は、全体の思考過程の上昇的流れに沿うべきであり、構造計画方針に集約されるべきではない。(一定方向への流れ)
6.扇形因子の両極性は維持されるべきである。
7.各構造間の近接領域は、密接なつながりを持つ要因で構成されるべきである。
扇形要因の構造的配置

上図は、かって検討されていた扇形要因の構造的配置です。これを検証すると、各扇形構造における計画融合の流れと各構造間の近接領域の連携(矢印)が脈絡を保てないなど、いくつかの課題があることが認識されました。このため構造配置を次の再配置への基本方針に従い再配置することで、よりスパイラルな思考過程を再構成することができました。
扇形要因の再配置

<新認識獲得への三つの部分融合>
①各扇形構造(社会・経済・都市)要因間における融合方針
ex.経済構造一次・二次産業の融合方針
都市におけるそれぞれの産業特性が相互に影響しあう関係から、特徴的な産業発展が地域に見られる例が多く、これを都市特性として活用する方針、対策をシナリオ化する。 等
②各構造間における近隣領域の融合方針
ex.経済構造(一次産業)と社会構造(就労所得)の融合方針
都市の一次産業である自然産業から派生する産業構造の過去及び将来が、地域の就労所得に及ぼす影響を解析し、その将来像を構造間の融合方針としてシナリオ化する。 等
③構造間における三極の要因同士による融合方針
ex.産業基盤・自然風土・生活圏域の融合方針
都市の発展に伴う産業基盤の発展と生活圏域の拡大、地域の産業を育んだ自然風土の生活圏域への再活用等、三極にある要因の融合分析から三者の時代に適したあり方をシナリオ化する。
以上から、思考行程を円滑に進めるための配慮として、計画の扇形要因に対して以下の3点を配置の原則としています。
①主骨格と主骨格との接点
認識は近接領域しか伝達できない(認識限定の法則)ので、扇形要因の配置は、社会構造、都市構造と経済構造などの主骨格と主骨格との境界領域における融合には最も近縁な副骨格が配置されるべきである。
②認識の伝達性限定
認識限定則に従い、主骨格のなかの副骨格になる扇形要因は思考行程の上昇的な流れに沿って配置される必要がある。
③扇形要因の両極性
扇形要因の配置には両極性があるはずで、主骨格を超えて存在するはずである。
なお、扇形構造モデルに関する考えの詳細につきましては、「まちづくり焦点」 まちつくり調査・諸元の章、「活性化戦略のプランニング構造と計画行程の細分化」に掲載しています。
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扇形構造モデルによる適応検索は、まだまだ進化途中のシステムです。
今後、検索キーワードへの記載等を充実させていくものとなります。
また都市の様々な問題に直面している方に使っていただき、ご意見や気がついた点などありましたら、遠慮なく「お問い合わせ」よりご連絡下さい。
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