2-4 使用経験者の声
○商業機能の計画者の声
商業施設を中心とした計画を立てる時に、扇形構造体システムを用いて立地、商勢圏、人口、道路体系などの要因をどう捉えて、個別課題を理解し総合対策を立案する上で、どんなことをチェックし、そして融合化していくに何が必要かを探ってみました。この地区の課題が何か、課題と思われる内容が都市レベルのことなのか、地域レベルのことなのか、地区との関係をどう推理し、改善方向はなにかなど、その要因の計画主題骨子やキーワード検索によるチェックから、検討に関わる大きいと思われる事項:橋頭堡を幾つか推理して建てて、このもとで作業内容を抽出し、作業方針をつくり細かく具体的に検討・整理してみますと、他要因との相互関係が以前より鮮明となり、また全体像と部分事項の関係が理解しやすく、より解決の方向が、あと戻りが少なくて見えてきました。大変役にたっています。
○密集市街地や防災指針の検討者の声
密集住宅市街地の環境整備を図る検討を行う時に「計画策定扇形要因のシステム・インデックス」を用いてみました。まず、地域での住まいに関す課題が何かを、まちづくり扇形構造モデルの社会構造計画から調べてみました。社会構造の副骨格としてある居住環境、消費便益、就労所得、人口動態、医療福祉などの都市、地域レベルの現状特性などを調べていきますと地域地区の特徴と相対的充足度などを読むことが必要であることが解り、その要因となります都市構造計画上の自然風土や土地利用、都市集積、道路体系などとの関わりの理解が必要となる事が解りました。そして、事業成立性の視点から地区の土地利用方向を探り、この中で事業化に向けた整備範囲の地区住民の想いや願いとのギャップが何か、そして、地域・地区のコミュニティにおける課題事項と都市構造要因との関係や社会構造の関係はどのような状況にあるのかを探るなど、全体と部分の関係が理解されつつ具体的判断することで、この課題改善方向と事業の成立性を高める要素が整理でき、大いに役立ちました。
○身の丈まちつくり計画者の声
まちづくり共同施設空間における用途機能の効果的配置をエスキース検討する上で「計画策定扇形要因のシステム・インデックス」を用いてみました。配慮したい環境や空間素材が何かその有効性の指標が何かを探るのに、建築の用途容積率等の空間規定はさることながら、周辺土地利用、施設集積内容、交通動線などだけで判断するのではなく、経済構造要素は勿論のこと、住まいと居住者属性、便益、教育文化機能の水準など社会構造要素への適応をも配慮が必要であることが理解でき、また計画とその成立性への客観的指標づくり、傍証素材をつくることの意図や融合接点が何かの片鱗がみえてきました。
【扇形構造メニュー】
基本計画における扇形構造と計画方針の構造体システム・インデックス
【テーブル移動メニュー】



★計画テーブルの活用方法については、下記ページをご覧下さい。
※ご注意
扇形構造モデルによる適応検索は、まだまだ進化途中のシステムです。
今後、検索キーワードへの記載等を充実させていくものとなります。
また都市の様々な問題に直面している方に使っていただき、ご意見や気がついた点などありましたら、遠慮なく「お問い合わせ」よりご連絡下さい。
サイト内関連記事
- 2-1 与件変化に適応する計画意図のシナリオ策定
- 最近のような百年に一度の経済的循環期なる激変に見舞われると、市場という価値意識を......
- 2-2 密集市街地再生に際する計画方針の策定
- 密集する市街地の整備は、輻輳する権利関係、増加する高齢者世帯数、狭小宅地、共同建......
- 2-3 扇形構造モデルの作業手順(一例)
- 1.街つくりの基本計画作成で、現在課題となっているあるいは予想される課題、あるい......
